keeper7

怒りのkeeper7のレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
3.4
原作未読。
気になってはいたが薔薇要素がきらいで敬遠してた。けどラジオですずちゃんの体当たり演技が凄いとのことを聞き鑑賞。

序盤からジメっとしたサイコサスペンスが全盛だったころの洋画を彷彿とさせ、予期してなかっただけになかなか良い。期待値が上がる。
が、話が進むにつれ導入部の陰鬱さのある作品のカラーからうって変わり、それぞれの舞台が爽やかで明るいロケーションで展開していく。逆に新鮮さがありむしろ感心した。
そして中のひとりが犯人であるだろう3名の事件後の近況と人々との関わりを描いて真犯人が分からないまま物語は進む。

コレまじで物語終盤までわからない。
この手の作品で犯人の予想は大体当たるがこの作品では大ハズレした。あと興味深かったのは殺人犯のモデルが実際にあった事件の英会話学校講師殺人事件の例の犯人であるところとその犯人が実際にとった行動を本作の中で取り入れているところ。
犯人かも知れない3人の役者の顔も実際の犯人の顔立ちを意識してキャスティングされている。

しかしすずちゃん、やはり他の若手俳優と一歩抜きん出てるのは演技もさることながらこの役に挑戦することを選んだそのセンス。
若くして女優としても大物だ。
ボーイフレンド役の新人の子もよい。

作品が完璧に自分の好みかと言えばちがうが見る価値のある一本だった。