なべちゃん

怒りのなべちゃんのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
4.4
信じる

見終わって確認してみると140分もあったんですね!引き込まれました!一瞬でした!(^^)

ストーリーは、松山ケンイチパート、森山未來パート、綾野剛パートの3つで構成されており代わる代わる話が進みます。3つの話がどう関わってくるんだろう、事件は誰が起こしたんだろうと頭をフル稼働です!一つのパートで犯人の特徴が出されたら別のパートで確認です!少しずつ証拠や特徴が提示されるので、必死で犯人探ししました。

でも、最後までストーリーは読めませんでした。そして犯人探しをしながら見続けていると、人を信じるに足るものは何だ、という登場人物に向けられた問いを、自分にもぶつけられることになります。

犯人探し、つまり人を信用できない気持ちを持ってると生まれもっての辛い境遇を何とかしようと努力している人のことを見誤ることになりますよ、人を傷つけることになりますよ、ということですね。

映画のタイトルにもなっている「怒り」についてですが、犯人の怒りの部分についてもっと知りたかったです。怒っていいのはお前じゃないと思いましたね。
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