怪獣映画というよりは巨災対映画
異端児が集まったと言いつつも、自我をコントロールした大人たちが私を捨て公のために力を尽くし、全員が役割を果たすオールフォーワンで神をも打ち倒す
「自衛隊はやっぱり頼りになる」
「技術で日本まだまだいけるぜ」
「カリスマが存在しない日本の折衝能力だからこそ成し遂げられる八紘一宇」
みたいな鼓舞がすごい
ゴジラに魅せられた本当の意味でマッドな異端児、牧博士役の岡本喜八は物語が始まる前にもう死んでいて、そういう個の輝きを期待して映画を観る人間からするとこれはとても大人な映画ですねって感じの印象でした