まずは小さい頃から平成ガメラシリーズ等でお世話になっていた樋口真嗣監督がゴジラを撮ると聞いて ついに来たかと思った。
この人はゴジラがやりたくて仕方がないのだろうと昔から思っていた。いつかやるだろうと、
そして総監督が庵野秀明さん。
これまでの特撮の流れや、ゴジラ というものをよく理解しているであろうこの2人なので安心した。
まずはポスターを見て2つ感動した。
下を見下ろし手は上向き、初代ゴジラへのリスペクトを感じた
そして 現実対虚構 まさにその通りだ 挑戦と想いが込められている
こんなに映画が待ち遠しいのはいつぶりか、小さい頃ゴジラを立ち見や通路に座って観たことなど思い出した。その頃ぶりだ
映画は期待以上の出来だった
半分エヴァだが上手くマッチしているし、何よりゴジラの扱いが良い 後半はしっかりと動いてビームも出しまくってくれるし (ちゃんとゴジラ映画わかってるなぁと
俳優陣もきっちり演じていて爽快だ。
前半と後半で雰囲気が違うのも飽きさせないし
石原さとみは映画の雰囲気やお硬い登場人物達を崩す役なのでうまくバランスを取っている。あの英語でいいのだ。
そして新幹線爆弾の下りとか最高じゃないか(昔庵野さんやってたよね?
ストーリーも文句がない 日本にしか出来ないゴジラの倒し方だと思ったし
ラストは凍結したゴジラが今度は復興のシンボル的な感じにも見えて
爽やかに終わる。
謎も残るがそこもたまらん
これがアメリカでは受けなかったのもよくわかる。し ゴジラというモノを通して米等との価値観、思想の違いもまた考えさせられる。
初代ゴジラの次によく出来たゴジラ映画だと思う。よく短い制作時間の中でこんなクオリティのモノを作ったなと感動した。
何かを創ったり描いたりする人達はいつだって現実対虚構なんだ。