Ryu

シン・ゴジラのRyuのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
1.5
公開後国内で大ヒットした本作だが、個人的には全くと言っていい程ハマらなかった。なんなら基本的に洋画しか観ない自分が言うのも、あれだが今まで観た邦画の中でもトップクラスに不満点の多い駄作だったと思う。無能な政治家による、ゴジラという未曾有の危機からの危機意識のない民間人の防衛という何ともイライラするストーリー。即座に決断を下せない内閣総理大臣やその他政治家はある意味リアルだと思うが、映画作品として少し苛つく。また展開が遅く、あまりにも鈍重に感じた。しかも、そこまで粘って粘って辿り着いた最後がゴジラの停止だけとは…
また登場人物もいい意味で言えば個性的、悪い意味で言えば違和感の塊と評せるキャラクターばかりで、個人的には後者の方が際立っているように感じた。大袈裟なリアクション、わざとらしい演技、そしてグローバルにも目を向けたのか、基本日本語なのに間間に拙い英語を入れるキャラクター。現実味がなく、日本の俳優が世界で通じない理由が露呈されている気がする。ただゴジラを日本神話的な存在として描いたり、ゴジラの動きを能を意識したものにするというのは良いアイデアだなと思う。カメラアングルもゴジラを如何に大きく、恐ろしいものとして見せるかを追求したものになっていたし、特撮の原点的作品として特撮を意識した撮影方法を取り入れているのは素晴らしいと思う。