災害シュミレーション映画。
「ゴジラが現代日本に上陸したら?」という「もし」の観点から描かれているだけあって、ゴジラ上陸による日本政府の動きが現実のコロナ禍を踏まえてみると、リアルに表現されていて中々面白い。
今までのゴジラがどちらかと言うと、一般市民目線からの話が多かった中、今作は官僚がメインの話がだったからか、人間パートの場面がシリーズ全体から見てもドライで、感傷的になっていなかった点も個人的には好きなポイント。
ゴジラの描き方も、特撮監督に樋口真嗣が加わっていたおかげか、「平成ガメラシリーズ」のような人目線から見上げるカットが多くて、怪獣映画ファンとしては垂涎物な出来栄えで、とにかく見応えがあった。大傑作。