かや

杉原千畝のかやのレビュー・感想・評価

杉原千畝(2015年製作の映画)
3.0
今年公開映画131本目。

タイトル通り杉原千畝を描いた映画。
終戦70周年記念作品とのこと。

杉原千畝が何をした人かなんて説明は、小学校、中学校の歴史の授業でやってるだろうし不要でしょう。
政府の命令に背いていたわけではないとかも言われてますが、多くの命を救ったことには変わりないので特に言及しません。


さすがに平坦すぎだと思う。
杉原千畝の人生の一部を淡々と描いていた。
杉原千畝を知らないって人が見たら、
「こんな日本人がいたんだ(驚き)すごい!!」
ってなるだろうけど、
知ってる人からしたら、
「うん…知ってた。」
で終わるような内容。
当時の外務省なんて諜報活動的なことをやってるなんて容易に想像つくし驚きはしない。
最初に字で、こういうことした人の物語ですって説明してから始まるのも、今からそれを観るわけだからいらない。

もっと内面を掘り下げるとか色々できたはずなのに、実に表面的で浅かった。
申し訳程度にアクションシーンが2つあったけど、あれ必要かな?


ラストシーンも無理矢理入れた感があって蛇足に感じる。
ありきたりだが、イリーナの手紙の「あなたの名前は…」って読み終えたところで映画を終わらせて、このタイミングででかでかと杉原千畝ってタイトル出した方がスムーズじゃないかと。
最後にタイトル出てくるのが個人的に好きなだけなんですが笑


同じく今年公開「イミテーションゲーム」では、アランチューリングが描かれたように、
正しい行いをした人が国から認められず、国民がその偉業を知らないという悲しい出来事ができるだけ起こらぬよう、映画を通じて発信することは称賛に値する。
唐沢寿明の演技、英語は素晴らしかったです。

海外ロケを敢行して気合いを入れたのは伝わってきたが、いたって普通な凡作だった。
杉原千畝を知らないという人に、是非観てほしい作品です。