暑苦しいシーンなし!はいグッド。
ウェットな感じじゃないんです!
例えば
杉原千畝は沢山のユダヤ人にビザを発行します。けれど、すべての人に渡せるわけじゃない。
そんな時、これが2時間ドラマだったらどういうシーンが入るでしょうか。
ありそうなパターンを考えてみると
クッッ
(歯を食いしばりながら涙)
俺はまだまだ人の命を救いたいんだ、救いたいんだよ...!
(コブシで机にドン)
ありそう
感情の高ぶりを、ゴリゴリ見せてきそう。
本作にはそんなゴリはない。
千畝さんの目に思わず涙が溢れてしまうようなシーンはあるし、怒る時や何か感情が大きくなるシーンもちゃんとある。
けれど、どこか冷静さがある画面なので、私たちと映画の距離感がいい具合に保たれたままなんです。
ハーイ!みなさんいまここ泣けますからね、いいシーンですよ!!
っていう押し付けがましさがないのは、監督が外人だからなんでしょうかね。
ちうね、よい映画です。