いしす

杉原千畝のいしすのレビュー・感想・評価

杉原千畝(2015年製作の映画)
3.9
冒頭はスパイ映画のように始まる。

今まで日本の民放TVで取り上げられてきたような、ただユダヤ人を助けただけの人徳者 杉原千畝像より実際に近い外交官としての、諜報活動に優れた人物として上手く描かれてたように思う。

ロシア女性と本当は結婚していた事実がロマンス程度になっていたのは、日本人妻に対する遠慮なのだろう。

ヨーロッパ戦線で多くは何故か無かったようにされている(当時は仕方ないかもしれない..黒人部隊やネイティブ・アメリカンが通信兵として活躍したことさえそう)
日系人で構成された米兵の442部隊が、ダッハウ収容所を見つけた事実を盛り込んでいた場面が胸アツでした。

監督が日系米国人だからこそキメ細やかな表現が出来たのかなって思うところに尽きます。
いしす

いしす