にっきい

杉原千畝のにっきいのレビュー・感想・評価

杉原千畝(2015年製作の映画)
3.6
"センポ"なんて名前嫌だ!

実は公開前に試写会が当たったのに、仕事の都合が付かずに諦めた作品。
でも観たかったので公開を待ってからお金を払って観てきましたw

ペルソナ・ノン・グラータの話し。
スピルバーグの『シンドラーのリスト』で初めて多くのユダヤ人を救ったオスカー・シンドラーと言う人物を知って、その後彼以外にも多くの人物がいたこを知ることになります。
それが僕の場合は勿論映画からなんですけどw
そしてセンポ・スギハラと呼ばれた杉原千畝もその1人。
直接的にユダヤ人を匿ったり、逃亡の手助けをするのではなく、外交官として出来る事、日本通過のビザを発給し続けた。
それは領事館でだけではなく、退去直前の駅のホームでまで続けた。
まあこの辺りはフィクションかもしれませんが。
勿論杉原千畝1人が成し遂げた事ではなく、多くの人々が意思を継いでくれたからこそ、この偉業は成し遂げられるんです。
そして時代は大戦へとまっしぐら。
外交官に詳しくはないので驚きだったんですが、外交官特権があり自由に行動ができて逮捕されない、そんな地位の人物をスパイに使わない手は無いですよね。
と言うわけで一部は諜報外交官として、スパイ活動をしてたそうです。
杉原千畝もその1人で、その辺りも描かれてるのでただの感動的な話しとしてだけではなく、娯楽作としても楽しめます。
本国の命令を無視してビザを発給し続け、外交官としては最低、でも諜報員としては有能だったから捕虜として捕まり、戦後も外務省からは存在を消され、それでも彼のやった事は後に語り継がれるんです。
だからもし、かれの発給した2139枚のビザの事を日本人が知らなくても、それは決して無駄ではなかったのですよね。

コロナ自粛が続く中、ワーナーはクリストファー・ノーランの新作を7月に強行公開するらしいと噂が。
勿論自粛は大事だと思いますが、この話しは映画ファンとしては嬉しいですよね!
まず大手の配給会社やシネコンが道を作ってくれないと、ミニシアターが続く事が出来ないですから。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2015年12月7日
鑑賞回:ー
劇場名:イオンシネマ京都桂川
座席情報:Screen8 H-21
上映方式:2D 通常
レーティング:G
上映時間:139分
備考:過去鑑賞記録、ハッピーマンデー
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