いめーじ

クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃のいめーじのレビュー・感想・評価

4.0
野原一家がお引越しだよ。
家と友達とご近所さんに別れを告げていざメキシコへ。
なんだか家の回想が物足りないと思ってしまった。
カスカベを去る時に見送りしてくれるキャラ達が懐かしくてファンなら嬉しくなるはず。ひろしとみさえの両親が出てこないのがちょっと気になったけど。

そんな新たなる旅立ちと新天地でのワクワク感や無駄に出てくる個性的なキャラ達が、後に全てB級食人サボテンパニック映画展開への伏線だったのだと気付かされる。クレしん映画はどんどんジャンルを制覇していくぞ。着いてこれるか?

まあ基本はパニック映画あるあるなんだけど、クレヨンしんちゃんだから斬新に事が進んでいく。恒例のオカマキャラも無理矢理入れてきやがった。
カロリーナさんは最高だし、スマホちゃんは可愛いし、男連中は熱い感動を見せてくれた。町長も俗物かと思えばいろいろと複雑なキャラで良かった。去ったり訪れたりで故郷っていろいろあるんだなと感じられる。どんな題材を使おうとクレヨンしんちゃんはブレないね。

どうせならメキシコ幼稚園児との絡みも観たかったなぁ。作画の進化は良いのか悪いのか微妙な感じになってきている。