クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃のてくのすけのレビュー・感想・評価

これはモンスター・パニック・ムービー。しかもツボを押さえまくり。舞台をメキシコにしたのはジャンル的に納得だし、それを単なる舞台装置ではなく春日部住人との別れや新キャラの成長、カルチャーギャップの笑いにまで繋げてて上手い。

今までのような感動による泣かせは序盤でスパッと切り上げ、企業戦士の悲哀を織り混ぜつつもピンチの連続によるスリルへとスライドし、熱い展開に燃えるという構成。と思いきや、終盤でのある仕掛けでまさかの泣き。練りに練った構成が素晴らしいです。