羽根木の松原

グローリー/明日への行進の羽根木の松原のレビュー・感想・評価

グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)
3.9
怒りを相手に対して礼儀正しく表現する。劣悪な社会構造だとしても、その誠実さが、フェロー以外にも届き、行動に駆り立てる。

今まではマスコミからの情報をただ受け取っていた感覚であったが、その情報が骨抜きにされている事もある。
こちらから手繰り寄せなければ、自分自身も社会も、あらぬ方向に向かう事はいつの時代にもある。

最後の演説は、素敵な演出には思えなかったが、主な参加者の中に先日お亡くなりになった、アメリカ下院議員のジョンルイスさんが登場したのはうれしかったし、その若かりし日の姿が「明日」なのでしょう。