ワンダーよにだ

ディオールと私のワンダーよにだのレビュー・感想・評価

ディオールと私(2014年製作の映画)
4.5
2015年最後のレビューは愛おしいDiorのドキュメンタリー。

最高でした。ドキュメンタリー映画ならThis is itの次に好きかも。


そもそも、なぜDiorの1コレクションの様子がドキュメンタリー映画になったかというと…。

ハイブランドに興味の無い人でも名前は知っているであろうクリスチャンディオール。
1947年からの歴史のあるブランドで、映画のラフシモンズは6人目のデザイナーになる。(2人目はイヴサンローラン)
50〜70年代を中心にシャネル、サンローランと並び、女性のファッションを変えたと言われている。

5人目のデザイナーであるジョンガリアーノはパリコレの話題を毎回独占するくらい奇抜なデザインが印象的で、Diorの印象を変えた天才。
(そもそも、あれは服と言えるのか…?笑)
そんな彼は夜遊びが派手で酔っ払ったあげく差別発言をしてしまい急遽デザイナーを解雇。世界中が次のデザイナーは誰になるのかを注目していた。

一時はルイヴィトンのマークジェイコブスが噂に立っていたが、決定されたのはラフシモンズ。
わたしは最初知らなくて誰?って感じだった。
ラフシモンズはジルサンダーのメンズラインで活躍していたため、はっきり言ってそこまで知名度は無かった。しかもプレタポルテしか経験の無い彼が挑戦するのは、オートクチュールの王さまとも言うべきDiorのコレクション。

プレタポルテのDiorのドレスが100万円くらいだとしたら、オートクチュールのドレスは最低でも200万、普通は300〜600万くらいの差があり、そもそもオートクチュールがあるブランド自体が現在では10ちょいくらいしかなく、顧客自体も世界で200人から500人ほどと言われている。
同じハイブランドでも全然違う環境、しかも超有名ブランドで結果を出さなければいけない状況で彼はどんなコレクションを見せてくれるのか?
(しかも彼はミニマリズム(超シンプル)なのに対し、今までのディオールは華やかで派手だったのも心配されていた)


以上の情報を知っている前提で映画は始まります。



別に泣く映画でもないし、当時のニュースでコレクションの様子や成功の是非も知っていたのに見てて泣いてしまった。

コレクションの最後を飾ったドレス(香水の広告でナタリーポートマンが着てる)が出てきた時も泣いたし、
コレクション中にプレッシャーやいろんな感情が溢れて泣いているラフシモンズにもらい泣きした。

何かを作る、という事の大変さと、世界トップレベルのクリエイターの凄さを感じれる、そしてブランドへのあこがれが強くなる、もの凄く好きな映画だった〜!
(ファッション界の大物や女優達がクレジット無しで出まくってたのも印象的!笑)


(´-`).。oO(これが好きな人は、アナウィンターのファッションが教えてくれる事も是非。)