Narmy

ディオールと私のNarmyのレビュー・感想・評価

ディオールと私(2014年製作の映画)
4.1
これは、ラフ・シモンズがディオールのデザイナーになり、通常は半年くらいは必要とするオートクチュールを8週間で発表するという現場のドキュメンタリー。
ラフ・シモンズのデザイナー就任は誰も予想していなかったらしい。
クリスチャン・ディオールの嫌う急激な変化を避け、でも革命的‼︎に、どのような作品が仕上がるのか序盤からもうそれが楽しみで仕方なかった。

物語はクリスチャンディオール自身の語りから始まる。
基本的にはドキュメンタリーだけど、ディオール自身の語りとともにメゾン設立からのディオールのコンセプトや歴史が分かりやすく挿入されている。
あとドキュメンタリーという感じはあまりしない。撮り方かな。

デザイナー・ラフだけに焦点をあてるのではなく、いわゆるお針子さん達がクローズアップされているのがよい。
お針子さん達、高いヒールに大きなピアス、指輪だらけの手、かっこいいなぁ。
あれだけ重そうにじゃらじゃらつけてても、仕事はミリ単位の繊細さ。
数十年やってきたという自信に満ち溢れてる。
もちろん、服作りは大変だろう、何度か他のドキュメンタリーを観たことがあるので、想像はできる。
それでもそこが世界を引っ張っていく歴史あるディオールであるということは、尋常じゃない、重圧なんだろう。

あと、私にはピンクとグレーのくだりが一番印象的だった。
現在公開中の映画『ピンクとグレー』も色がどのような意味を持つのか気になっている。

ラストはラフの姿に、壁一面の花に、お針子さんの心に、そしてディオールに。。感動‼︎‼︎