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ディオールと私のヒメのレビュー・感想・評価

ディオールと私(2014年製作の映画)
4.2
ラフ.シモンズさん、その涙はズルイです。映画とはいえ、男泣きに目頭が熱くなりました。
クリスチャン.ディオールのオートクチュール部門に新しく就任し、その年の秋冬コレクションのショーを成功させたデザイナー、ラフさんとそのスタッフとのドキュメンタリー。
ラフさん、元々は、紳士服のブラックスーツなどのデザイナーさんらしいのですが。

シャネルのアプローチがモードなら、
ディオールはお花をイメージしたフェミニンな女らしさ。こんなドレスを一生着ることは無いけど、私ならディオール!
モデルさんが歩き方を矯正させられる程のドレスは…素晴らしい、、もう死ぬ。
もっと凄いのが、プロのお針子さん達の、強いディオール愛です。
故クリスチャンディオールをいつも意識して仕事をしていて。
ただ、ここではデザイナーがお針子さんに振り回される。世界中の顧客から注文が殺到するので職長が不在になるから。一件5000万円とかなら当然?
でもラフさんは諦めない。トップに立つ人間が最後まで諦めない姿勢は、チームに伝染するはず。
「ラフシモンズのショー」を成功させる為に奮闘するチームの姿が素敵でした。
私も自分の仕事を愛しているけど、上司や会社を愛して仕事が出来るって、見ていて良いですね。
「ディオールには魂がある。その心臓は、人材なんです。」
この言葉最高。

不思議の国のアリスもびっくり!な、お花に埋め尽くされたディオールの会場、実際に見たら感動で泣くでしょうね。
アナウィンターも見惚れてましたょ。
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