地球へ

母と暮せばの地球へのレビュー・感想・評価

母と暮せば(2015年製作の映画)
3.6
第二次世界大戦後の長崎を舞台としたファンタジー映画。

原爆で死んだ主人公が、母の元に戻ってくる(幽霊?)。
死んだ息子と解っていても母は嬉しい、楽しい時を過ごす。
同時に残してきた恋人(許嫁?)への気遣いも示す。
また、死んだ息子をいつまでも気遣う母親のやさしさに感動する。

やはり、原爆について考えさせられる作品。
「父と暮せば」と対と聞いたが、「鉄道員(ぽっぽや)」を思い出した。
内容は異なるが、生きている人を気遣う死んだ人の優しさにどうしても涙腺が緩む。

親子の愛情、恋人同士の愛情、そして戦争の悲劇を描いている心温まる作品であるが、エンディングにはあまり好感を持てなかった。
「鉄道員(ぽっぽや)」のエンディングの方が好感を持てた。

試写会で鑑賞、圧倒的に女性が多かった。
地球へ

地球へ