AzumiNagasaki

母と暮せばのAzumiNagasakiのレビュー・感想・評価

母と暮せば(2015年製作の映画)
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山田洋次、84歳。
ほとんど最後だろうというこの作品でファンタジーを撮るという、まったく新しい領域に踏み出す心意気よ。

原爆で死んだ息子が亡霊として出てくる、それを優しく迎える母親を演じる吉永小百合さまの美しさよ。
(クランクイン前の祈祷式で、祈祷される方がニノの名前を誤って「かずやさん」って呼んじゃって(正しくは「かずなり」)、小百合さんが小声で謝り、そのあと関係者の方々が間違えないように敢えてみんなの前では「かずなりさん」って呼んで、誰も恥ずかしい思いや残念な思いをしないようにご配慮されてたエピソードほんと泣ける)

母子の心温まる感動の物語かと思っていたけど、ずーっと悲しくて悲しくて泣いていました。

戦後の様子で妙に花や紅葉の色がまぶしく感じられたのは、戦時中に明るい色を身につけることが禁止されていたからかしら。(モノクロで始まるのもどこか合点が行く)

時間が止まっているのは、遺された方なのか、逝ってしまった方なのか。

それにしても…、
わたしも「好きな人がおると?」って訊かれて照れながらニノに鼻ポチしたいーーー!
あのシーンきゅんとせずにおれんわーーー!!
学生服があんなに似合う奇跡の32歳二宮さん万歳!(結局ミーハーで残念レビュー)