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母と暮せばのpanのネタバレレビュー・内容・結末

母と暮せば(2015年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

『父と暮らせば』と対になるはずだったものを映画化されたのだとか。
『父と暮らせば』の方は舞台の雰囲気が映画でも漂っていたけれど、こちらはそうでもなかったのはそのせいか。

生き残った母の元に死んだはずの息子が現れるって、これは母を迎えに来た死神という役割だったのかな。
悲惨な描写は使わず、回想して物語るというのも『父と暮らせば』と同じだった。
重さが全然違ったけど。
両作品のキーパーソン(生き残った罪悪感を感じて生きている女性の前に現れた希望、もしくは転機となる男性)が浅野忠信だったのも対を感じさせる作りになっていた。
浅野忠信が両作品を繋ぐ軸と考えてみれば、映画が向かう方向は「生」なんでしょうね。
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