このレビューはネタバレを含みます
私が娘で母ではないからか、
父と暮らせばの舞台も映画もすごく印象深く覚えているからか、
あるいは全く別の問題なのか、
どうしてもうまく良いように捉えられなかった。
母を慕う息子が、母に喜んで欲しくて作った映画というより、
こういう風に作って貰えたら嬉しいでしょ?
みんな、なんだかんだ言って母親は小百合様みたいに見えてるでしょ?
その小百合様が死んだ後も喜んで迎えてくれて、
自分の不在に弱り果てて、はっきりと死に憧れを持つほど想ってくれるの嬉しいでしょ?
みたいな押し付けがましさを感じてしまった。
だってさ、闇でわざわざお土産買って来てくれるおじさん、そんな悪い人じゃないよ。
その好意を素直に受け取れないのは母を慕う息子だからでしょ。良い人じゃん。