UCHIDA

母と暮せばのUCHIDAのネタバレレビュー・内容・結末

母と暮せば(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

今度、池袋で吉永小百合さんのトークショーに行くのでその予習がてら、タイミング的にもちょうどいいかなと思って見ました。

冒頭のシーンでびっくりして、恐ろしくて涙が出ていました。本当に、あんな一瞬で原爆って人を殺すのかと。普通に医学生として授業を受けている最中に、突然のピカドンで一瞬にして散るって、本人も周りもあまりにも突然すぎて受け入れられないですよね。だから、ああやって亡霊として現れるんですね。

笑い要素だったり、ホラー要素だったり色々な要素が詰まっていたので飽きずに見ることができました。
息子と母親の思い出話+現実的な話(町子のこと)で進んでいきます。町子のことになると本当に切なくて辛い。
しかし、正直あのラストシーンは私はあまり好きではないです。そこで突然のお迎えが来る感じが(伏線はありましたが)無理やり入れ込んだ感じに見えました。浩二が急に改まって、「母さんはもうこの世界の人なんだから」って言って、それに対して伸子さんが「これでずっと浩二といられるのね!未来永劫ね!」って喜んでいて、拍子抜けしました。浩二くんとずっと幸せでいることを望んでいるのだろうけど、あんな描き方でいいの?って思ってしまいました。
人が亡くなる描写はどんな風に描こうと、いつ見てもつらくて泣いてしまうので、泣きながらそんなことを思っていました。


上から目線で申し訳ないですが、吉永小百合さんは、ちゃんと母親していました。あんな母親になりたい。
二宮くんは、演技は評価されているのに作品に恵まれないから残念だなと思っていたのですが…これもなんだかキャラと違って違和感大ありです…。
黒木華ちゃんはかわいい…町子…幸せになれよ…


父と暮せばをみたらもっと感じ方が変わるのかなと思いました。
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