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母と暮せばのrintaのネタバレレビュー・内容・結末

母と暮せば(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに映画観て泣いた。

穏やかで暖かいのに終始切ない。

家族や恋人と日常生活を楽しそうに過ごす反面、
そこには悲しい現実があるから
どんなに笑っていても哀しさが常に存在している感じ。
幸せであればあるほど辛い。
何気ない日常を描いているからこそ戦争の残虐性が際立つ。

戦争を伝えるって戦っている場面に焦点を当てたり、
生々しい描写で表現することが全てじゃ無いんだなと。
改めて山田監督ってすごい人なんだなと思った。
戦争映画は苦手だけど観てよかった。
キャスティングも素敵。

お母さんと浩二のやりとりもいいけど、
お母さんと町子の関わりががすごくよかった。
特に婚約者を紹介した後に抱きつくシーン
町子の人柄の良さ、お母さんを想う気持ちに泣ける。


ただ、ラストシーンが微妙。
なんであの終わり方?って思った人多いはず。
物語がきれいに進んできたのにいきなりのファンタジー(笑)

布団の中で眠るシーンで終わらせて
後は観客に想像させるで良かったと思う。
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