邦画らしい映画だなあ。
と思うところと、ニノとか黒木華さんとかが出てるおかげで、現代ドラマっぽいところとが混ざって感じる。
「別になくてもいい場面」の連続だと思うんだけど、こういう家族的、母子的な空気に浸りたい時もある・・それが日本人なのかなあ。
戦後、ヤミ物資を売り歩いてるおっちゃんが、「オイなんかより桁違いに悪かことしてる奴がいっっっぱいおるんやけん、この国には」って明るく言ってたけど、その場面はよかった。
そのおっちゃんが、実効的にはいちばん立派な人だったんじゃないか。
わけの分からん現代を翻弄されながら転がってる私には、そういうタフさが何より必要なんだよな、と思った次第です。
他人様に迷惑とかコーヒーをかけちゃいかんけど、そうでないなら規律性の犠牲になって命を細らせるよりも、タフさの方が尊いぜ。
最後は、うーん、これでよかったのか。これしかなかったのか。
うーん。でした。