母と暮せばの作品情報・感想・評価 - 111ページ目

母と暮せば2015年製作の映画)

上映日:2015年12月12日

製作国:

3.5

あらすじ

1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこられなかったんだよ」。その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。そんなふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠…

1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこられなかったんだよ」。その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。そんなふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえた―。

「母と暮せば」に投稿された感想・評価

山田洋次監督らしい作品だった。
原爆の描写は一般的なものきのこ雲とは違ったが、とても印象に残ると同時に原爆の悲惨さがわかるものだった。
自分1人が残された母親の辛い気持ちや、そんな母親を心配する息子の対話がジーンとくる。
悲しさ、感動だけでなく笑える部分もときめく部分もあった。
tkred2046

tkred2046の感想・評価

4.5
原爆が投下され一瞬で息子を失った母親と一瞬でこの世から消えてしまった息子の優しくて切ないファンタジー。
吉永さんと二宮さんの親子役がとても良かったです。
母の前に幽霊として現れた息子とのやり取りは、コミカルでほのぼののしていて時に切なくじんわりと胸に迫ってきました。
親子愛と戦争の残酷さが強く伝わってくる場面で何度も涙しました。

息子の婚約者を演じる黒木さんも山田作品の世界にとても合っていて素晴らしかったです。

山田監督らしい丁寧で丹念に作られた良い映画でした。
今日の試写会は山田洋次監督最新作「母と暮せば」。吉永小百合と二宮和也の共演で話題の作品だ。

冒頭原爆投下のシーンがあるが、お決まりのキノコ雲は描かれない。観客の眼に突きつけられるのは、その高熱で一瞬で溶けるインク瓶だ。斬新な表現ながら、圧倒的な説得力だ。

長崎の原爆で息子を失った母(吉永小百合)の元に、生前と変わらぬ姿で死んだ息子、浩二(二宮和也)が現れる。被爆地で生き残った人たちの暮らしの中で、母と死んだ息子の奇妙な生活が始まる。

息子の恋人に黒木華、母を慕う上海の叔父さんに加藤健一など、脇も演技派が固めるが、そのほとんどが吉永小百合と二宮和也の二人芝居だ。吉永はもちろんだが、二宮くんの演技が素晴らしい。映像的には被曝による悲惨なシーンは全くといってもいいほど出てこないが、小さな家の中で交わされる母と亡き息子の会話が、時に観客を笑わせながらも涙を誘う。

吉永小百合の作品を見るたびに思うことだが、この人は本当にバケモノだ。トーンを落とした画像とはいえ、大学生の母親役(40歳くらいの設定か?)を難なくこなし美しい。そういう意味では二宮くんも大学生の役をまだ違和感なくできてしまうのだから、このふたりは正に適役だったのだろう。

大げさな演出は全くないし、二宮くん目当てで見に来た若い人にどれだけ訴えることができるのかはわからないが、昭和から続く「邦画」の味わい。静かに、厳かに、心に訴えかける山田洋次の映画だ。吉永小百合ファン、二宮くんのファンはもちろんだが、これは「母」と「息子」の映画。「母親」が見たときには、特に訴えるものがある気がします。
原爆でなくなった息子。
一瞬で亡くなるってこういうことかと、原爆のシーンは強烈でした。

亡くなった息子が突然現れたら。
ラストを見て初めて分かるその意味と戦争が引き起こした不幸が涙を誘う。
その中に二ノ宮さんの笑える表現がホッとしますね。

町全体がクリスチャンだからこのラストも納得。
井上ひさしさんが広島を舞台にした戯曲「父と暮らせば」の対となる作品を実現しようとして果たせなかったのを、山田洋次監督がその遺志を継ぐように映画で結実した本作は、母・福原伸子役の吉永小百合さんと、その息子・福原浩二役の二宮和也さんの二人が紡ぐ感動的な母子の物語。
戦後70年の節目の今年、様々な題材で先の大戦を振り返った数々の映画が公開された。
本作は、1945年8月9日に長崎に原爆が投下されたことによって人生を狂わされた母と子の姿をファンタジーの中で描くことによって、よりその悲劇性、原爆の持つ非人道性、戦争の残酷さが浮き彫りにされていく。
そういった打ちひしがれる内容ながら、母・伸子と息子・浩二の掛け合いが微笑ましく、温もりがあって我々の心を和ませる。
そして“山田組”の看板女優になった感のある黒木華さんが、亡き浩二の恋人・佐多町子の楚々としながらも芯の強い昭和の女性を演じていて、この母子の物語の“キー・ウーマン”としての役割を果たしている。
そして上海のおじさん役の加藤健一さんが、物語に可笑しみを与える“道化役”で良い味を出している。
終戦から3年という未だ混乱が残っている時代ながら、本作品には悪人は登場しない。
長崎の上空に雲がかかっていたら、その時爆心地の近くにいなければ、様々な仮定から逃れられず被爆して亡くなった人々、掛け替えの無い人を失った人々。
この母子はそういった戦争被害者でありながら互いを思いやり、残された浩二の恋人の幸せを願う。
本作は人を思いやる尊さ、美しさを描きながら、長崎の原爆で亡くなった多くの無辜の人々、更にはその人々を含めた先の大戦で亡くなった人々へのレクイエムを奏でている。
試写会 一ッ橋ホール

初めて山田洋次作品を映画で観た。
撮影なのか、照明なのかわからないけど、すっごく印影がしっかりしてて、暗部と明部のコントラストが凄い綺麗だった。

山田洋次作品お馴染みの吉永小百合さん、橋爪功さん、「小さいお家」に引き続き黒木華さん、そしてアイドルとしてはもちろん、「青い炎」の時から演技の面でも逸脱していた二宮くん。
いつもながら豪華な顔触れに余すことなく描かれている脚本と演出。
これが山田洋次です。
涙を流すお客さんも多かったけど、クスッと笑える場面が多く、ニコニコしながら観ることの出来る作品でした。
miharu

miharuの感想・評価

3.6
友達が誘ってくれて人生初めて
試写会に行ってきました。

新しい視点からの戦争映画かなと思いました。直接戦闘のシーンは描かれていなかったけど、戦死したお兄さんや片脚の先生の話などが出てくる度に戦争の影が過る
原爆が落ちた瞬間が刹那的で、衝撃的で、一瞬美しいと思ってしまった。

ストーリーは戦争中の日本の暗さ、、というか傷の痛みというか、生き残った人々の悲しみというか。ラストは切なかったけれどじんわりあったかくなった。、、けど個人的にあの終わり方は「、、?笑」
会場は終始暖かな笑いが起きてて、上海のおじさんがいい味出してました。 二宮さんも!!方言かわいかったなぁ。黒木華さん、少しだったけど浅野さん、映画の雰囲気にぴったりでした。

気合い入れて書こうと思ったのにまとまらない!(笑)けど観れてよかったです。
YuK

YuKの感想・評価

3.0
息子が現れた理由てなんだったのかな
最初の原爆のシーンは印象的だった
kiyomickey

kiyomickeyの感想・評価

3.2
試写会見てきました。
山田洋次監督は有名で知ってますが、振り返ってみると1本も見たことがなかった。

悪い意味ではなく、古い映画の撮り方なのかなと思った。
長回しで台詞も多い。
CGふんだんに使ってるようなエンターテイメント重視の映画に見慣れてたから、久しぶりに映画の原点のような素敵な作品が観れました。

2015.11.24 よみうりホール
まさに山田洋次監督の作品だなぁと思いました。
悲しいけど嬉しい、嬉しいけど悲しい複雑な心境になります。死んでしまった人、大切な人を失った人、身内を失った人、残った人を支える人、色々な立場の人の気持ちを感じることができます。
原爆の瞬間のシーンが実際その場にいた時の目線で、今まで話しか聞いていなかった私にもその凄さ、衝撃がどんなものだったのかわかりました。
もう一回じっくり観たいです。