カメラマンから聞いて観に行きました。
正直、個人的にはこういう映画は好きじゃない。
トークショーがあって、監督、原作者、ゴローさんの話を聞くと、監督や原作者はメッセージがあってこれを作ったらしい。
最初に予告や内容を聞いた時点では若手の監督の自主制作の尖ったものかと思っていたから、おじさん達が撮ったと知って少しは驚いた。
でも。
映画とは怖い。一人歩きするものだから。
そこにはトークショーの説明は付いてこない。
受け取る側はそれぞれ。
残虐と絶望、この世界はリアルだという。
そうかもしれない。
けど、私は是枝監督のように例えば「誰も知らない」で報道の様に酷いだけではなくそこに光もあったことを描ける映画の方が観る価値があると思う。
その方が心が震える。
実際に起こっていると話していたけどそれをその残虐性のままにグロく醜く描くとその部分が強調されて、そこをピックアップした感想も増え、それを興味の種に観に来る人もいるだろうに。
アメリカで、ダークナイトのジョーカーに感化されたと銃を乱射した人間がニュースになったけど、数多の人が観る映画だからこそそのラインをもう少し考えて欲しい。
これは個人的な意見です。
それでもこれを撮りきったパワーは賞賛したいとは思います。
ただトークショーで少し煙に巻くような確信の外堀りの面白ばなしを原作者が、話し方も含めやっていたけど損だと思うな。
真剣な思いがあるならその部分を実直に聞きたかった。
途中のエモいバイオリンいれなきゃ突っ切ってたのに。。
なんか長く書いてしまいました。
普通の感覚を持ってる人は見ない方が良いです。
こういうことは文字でも知ることはできる。
ただ映像で見るとトラウマになりそう。
シンドイ、グロい、何度か吐きそうになりました。
それもこの映画の凄さだけど。