コバタケ

トランスフォーマー/最後の騎士王のコバタケのレビュー・感想・評価

3.5
2023年01月21日ネトフリ観賞
「トランスフォーマー」シリーズの第5作SFアクション。

オートボットの司令官オプティマスプライムは宇宙へ旅立ち、創造主により洗脳され破壊者ネメシスプライムとなってしまう。その頃、地球で新たにオートボットのリーダーとなったバンブルビーは、完全復活したメガトロン率いるディセプティコンと、人間の対トランスフォーマー部隊TRF(Transformers Reaction Force)に対抗してはいるが劣勢であった。

前作に続き観賞。今作は「アーサー王伝説」に引っ掛けた話で円卓の騎士や魔法使いマーリンが深く関係している。イギリス貴族で、第12代フォルガン伯爵のバートン(アンソニー・ホプキンス)は、古くからトランスフォーマー達の協力者であるウィトウィック騎士団のメンバーにして最後の生き残りであったり、実はマーリンの直径の子孫で重要な鍵をにぎるオックスフォード大学の教授を務める文学者ヴィヴィアン(ローラ・ハドック)だったりと面白い設定だった。

前作に続きケイド役のマーク・ウォールバーグが主演で娘や彼氏は出て来ない。1~3作目のレギュラーキャストだったレノックス役のジョシュ・デュアメル、シモンズ役のジョン・タトゥーロが復帰。写真のみだがサムも登場し3作目からの繋がりが出ていた。

前作の変なタイアップ偏重が影を潜めたのでストーリーが追いやすくなっている。ただ、メインヴィランでラスボスの創造主クインテッサや、いつもの敵メガトロン、TRFというまた新たな人間の部隊話が出てきたりするので、少し複雑な構成かも知れない。

また、前作にあった敵トランスフォーマーの粒子状変形もなくなり、余計な要素が排除され、元のトランスフォーマーに戻ったように感じられたので良かった。

冒頭の中世騎士団の戦闘シーンが迫力満点で、こういうマイケル・ベイ版ゲーム・オブ・スローンズのような映画もみてみたいと思った。

memo
監督マイケル・ベイ
・2007年 トランスフォーマー
・2009年 トランスフォーマー/リベンジ
・2011年 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
・2014年 トランスフォーマー/ロストエイジ
★2017年 トランスフォーマー/最後の騎士王
監督トラヴィス・ナイト
・2019年 バンブルビー
監督スティーヴン・ケイプル・Jr
・2023年 トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年6月9日公開予定)
※日本公開年
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