河豚川ポンズ

トランスフォーマー/最後の騎士王の河豚川ポンズのレビュー・感想・評価

3.3
ストーリーも観る側もとにかく慌ただしい映画。
「トランスフォーマー」シリーズは何でか知らないけど、なぜか毎回どれ観てもストーリーがミリも記憶に残らない。
でも今回のこれは記憶に残る以前に色々起こりすぎて、受け止めきれない、脳みそがキャパオーバー起こしてた。

前作「ロストエイジ」で自分たちの創造主と話をつけるために宇宙へと去ったオプティマスプライム(ピーター・カレン)。
地球に残されたオートボットと彼らの保護を行っているケイド・イェーガー(マーク・ウォルバーグ)は、TRFと呼ばれるトランスフォーマー殲滅部隊に追われていた。
ディセプティコンのメガトロン(フランク・ウェルカー)も復活する中、オプティマスプライムはとうとう創造主であるクインテッサ(ジーマ・チャン)と対峙するが…

内容はとにかくすっからかんなのにやることはやたらと多い。
お、ここから大きな戦闘シーンか?と思ったらあっさり敵は退いて自分たちも逃げおおせたり、ポンポン戦う場所が移り変わっていったりとテンポが速すぎる。
駆け抜けるように進んでいって俺の脳内に残ったのは、アンソニー・ホプキンスとニンジャロボット執事だけだった。
ラストとかは特に、とりあえず目の前でとにかくすごいことが起こってることはわかるんだけど、それがストーリー上でどういう意味なのかは全然頭に入ってこない。
しかも続編やる気満々なラストでさらに驚いた。
これ続けられるの…?また再来年あたりに2時間半のマイケル・ベイ詰め合わせセット見させられるの?
さすがにこれを好意的な目で見てた俺も飽きてきたよ?

せめてバンブルビーのスピンオフだけは意地でもやってもらってからシリーズ畳んでもらいたいなあ。