ひろ

トランスフォーマー/最後の騎士王のひろのレビュー・感想・評価

3.4
マイケル・ベイ監督によって製作されたトランスフォーマー・シリーズの5作目となる2017年のアメリカ映画

シリーズ5作目ってどれだけ続けるんだこれ。今回は前作から繋がっていてマーク・ウォールバーグ演じるケイドが主人公のまま。ヒロインのヴィヴィアン役にローラ・ハドック。2人を導く伯爵役にアンソニー・ホプキンスと、ケイド以外は新しい登場人物ばかり。脇役でシリーズ前半に登場した人達が出演しているので楽しめる。スタンリー・トゥッチが前作にも出演していたのに異なる役で出演していて笑える

今回はトランスフォーマーの故郷サイバトロンが地球のエネルギーを奪うために地球に向かってくるのを何とかせんとというお話。とある杖がキーで、それを探し世界を救おうとする。まるでアドベンチャー映画。もちろんカー・アクションもあるけど、これ何の映画だったっけ?と思うぐらい今までとテイストが違う。そもそも主人公のケイドもキャラが少し変わっている。それでもグダグダで長かった前作に比べると長いけどストーリーはしっかりしているし映画になっている。脚本家を変更したのが功を奏したかな

辞める辞めると言いながらずっと監督をしているマイケル・ベイ。戦争シーンにカーチェイスなどアクション監督として張り切って撮影している。この映画がややこしいのは、人間と人間、トランスフォーマーとトランスフォーマー、トランスフォーマーと人間が対立していることだ。車からロボットに変形するエイリアンと仲良くしろと言われてもなかなか難しいのだろう。話す車はナイトライダーだけで充分だ

バンブルビーもオプティマス・プライムもそれなりに活躍しているし、相変わらずトランスフォーマー自体はかっこいい。それなりに映画になっていたのに、この作品はアメリカで大赤字。そりゃシリーズ作り過ぎだから飽きるわ。この作品も続編がある終わり方だが、しばらくは作らないみたい。「バンブルビー」みたいなスピンオフ映画で稼いで、お金が貯まったら続編を作るのだろう。そんなに楽しみでもないけどその時はDVDで鑑賞しようと思う
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