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ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューションのmiUのレビュー・感想・評価

3.8
どうもGEOでレジスタンスのパッケージを見て借りたはずが、中はレボリューションだったらしく、Part2から観てしまった…

結局、観なくてもストーリーを理解できてしまったので最後まで気付かず、過去作の見どころ映像を見て発覚した。

最後まで様々なことに心を揺さぶられるカトリス。
戦闘能力は高くないし、後先を考えず行動してしまうし、恋心にも決着をつけられない、不安や恐怖と懸命に戦い続けるような、ある種「弱い主人公」であるにも関わらず、
周りから「あなたは広告塔として必要」と本当はやりたくないことを「やりたくない」と言えず、周りの意志によって振り回されていた彼女が、最後の最後に自分で自分の意志を決定する姿は、ようやくこの人は自由になったんだと感じた。

あと、新婚の2人がああなったことは、ある種カトリスとピーターへの「一歩間違えていたらこの2人もこういうことになっていた」という隠喩になっているように思う。

このシリーズは人の弱さや戦争・政治の根本的な部分を描いていて、本当に興味深い。映像の迫力もすごいし、次の一手が予測できない。良い作品だった。
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