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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲のpluviaのレビュー・感想・評価

3.7
圧巻のイヌ演技。人間の愚かさと暴力性が招いた惨劇。

犬への痛々しさが思いのほか長く辛さもありましたが、一見の価値ありでした。

人類とて地球上の生物の一つに過ぎないのに、人間の利己的な身勝手さは、他の動物よりも偉いと錯覚しているかのようで苛立たされます。それに対して、人間よりも命の尊厳を理解しているような犬たちが思慮のある復讐を展開するスペクタルがカタルシスを誘います。
犬を何かのメタファーと考えることで、いくつかの捉え方ができると思いました。
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