McQ

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲のMcQのレビュー・感想・評価

3.6
犬たちの人間に対する怒りや叫びをぶちまけた復讐劇。

こんな犬の姿見たくない!
という声がとても多い本作ですが、、

確かに胸にグサグサ突き刺さるものがあります。

でも個人的には、人間に苦しめられた動物たちのメッセージとして受け止めたいと思います。

そう考えると目を背けるわけにはいきません(ToT)

この犬たちを凶暴化させたのも、また人間。

身勝手で捨てられた動物たちは拾い手が無ければ殺されてしまう運命であって、助かる方法はただ一つ、、

動物ってかわいそうだなってどこかで思っても、結局どうこう出来る問題でもないし、、と、見て見ぬ振りがほとんどだと思います。
自分も含めて、、

この作品はそんなダークゾーンを思い切りぶちまけたとてもパワフルな作品だと思います。

救いとして描かれるのは1人の少女です。

暴動を静めるには何が必要なのか、、

割とサラッとした形で終わってしまうので、ちょっと物足りなさは感じますが、自分にとっては記憶にずっと残る作品になっています。
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