海に行けばよかった

ゾンビスクール!の海に行けばよかったのレビュー・感想・評価

ゾンビスクール!(2014年製作の映画)
3.3
イライジャ・ウッド扮する小説家の卵が臨時教員として赴任した小学校で、ゾンビウィルスが拡大!次々と感染しゾンビ化していく子供たちを相手に残された教師(と一部の生徒)たちは決死の脱出を試みる、というコメディタッチのゾンビホラー。
脳筋体育教師、潔癖ヒスBBA(というほどの歳でもないか、美人だし)、ゲイ、脳の一部を欠損している保健の先生、やたら身体能力の高い日系人守衛ハタチら、仲間の大人たちも軒並みキャラが濃く、短い時間でサクサク話が進んで下品な笑いもあるしで飽きずに楽しめる。何より教師が子どもたち(ゾンビだけど)をぼっこぼこにしていくブラックで背徳的な笑いが異様に爽快。クソガキが多いせいもあるか。
子どもだけが発症するウィルスという設定や、生き残るキャラたちに意外性もあるし、気楽に楽しめる佳作。
感染源の鶏がチキンナゲットになるまでを描いたOPもセンスがいいだけに、終盤のやっつけ仕事な展開がちょっと残念。充分面白いんだけどね。