みなりんすきー

ゾンビスクール!のみなりんすきーのレビュー・感想・評価

ゾンビスクール!(2014年製作の映画)
2.8
『おまえら全員 成績は"F"だ ファック・ユー』


■ あらすじ ■
小説家を目指してNYへ出たクリント(イライジャ・ウッド)だったが、結局小説家としては成功せず教師として勤め、また地元へ戻り母親と実家で暮らしていた。地元でも執筆活動では稼ぐことが出来ず、臨時教師として母校で勤務することに。
しかし初日から生徒にはナメられ、教員たちも同級生のルーシーを除いて変人ばかり。この先やっていけるかと不安になっていた矢先に、突然ある1人の生徒が生徒に襲い掛かり顔を食いちぎる事件が発生。その後噛まれた生徒たちは感染していき、教師たちを襲いはじめ…


■ 感想 ■
『ゾンビスクール!』
(『Cooties』)

イライジャ・ウッドが出ているということでなんとなく鑑賞。
まぁよくあるコメディタッチのゾンビものですが、意外としっかり作られていたグロ描写と、教師たちの個性的なキャラクターが良かったので+1点くらいつけてます。
しっかりと『ホビット』イジりもあってクスッとしたし、グロいのにちゃんと全編を通して笑わせにきているスタイルは評価できる。
イライジャ・ウッド演じる主人公クリントも、まぁあの中じゃちゃんと正統派ではあるんだけど、オタク気質の作家で少し変わり者だし、(乗っている車のボロボロ具合からもそれは読み取れる)それに加えて後輪がダブルタイヤのデカい愛車に乗る脳筋系体育教師のウェイド、(しかも車の説明となると唐突に言語が意味不明になって何も伝わらない)ゲイであることを隠し切れていないオネエ系気弱な美術教師トレイシー、マッドサイエンティスト素質のあるダグ、(ちなみに演じているのはSAW制作、出演でも有名なリー・ワネル)常に警報機をポケットにつけているヒステリックな社会科教師レベッカ、影で覚醒作用のあるキノコを摂取している用務員リック、などなど…バラエティにはしっかり富んでおり、それぞれが常にちょうどいい笑いのバランスを生み出してくれる。
リー・ワネルがマッド系で常に何かしらグロいものに触れているあたり、これもSAWへのイジりなのかなぁと笑って見てた(笑)
テンポも悪くないし見ていて退屈はしない映画だけど、まぁありきたりっちゃありきたりで目新しいものは無いので、暇な時にでも。