恋人たちのcのレビュー・感想・評価

絶望的な世の中に生きる誰しもがその暗澹たる事実に絶望していながら、そんな世をつくるのに加担しているんだろう。青空の美しさだけにしか救われない思いの日もある。そんな日には他の誰かを傷つけてるかもしれない。
結局のところ私は、毎日毎日自分のことで精一杯だ。映画に頼ってるんだと思う。情けない話だけれど、映画を見ることで助けられたいんだと思う。だからこの映画においては、私自身がどこに希望を見出せたかというと、内容ではまったく無くて、誰かと感想を語り合えたことにあるのかもしれない。