つい3日前、プライベートで「今年しょっぱなからこれかよ‥」っていう絶望的なことがあってのアンコール上映。「ハッシュ！」以来に観た橋口作品。‥このタイミングで観られて良かった。最近1人になった途端ウジウジして、ところかまわず泣いたりしながらも、人と一緒に居るときはなぜか笑っていられる意味がわかった。自分が“生きにくい人間”なのはもう100も承知で、それを今肯定してもらったような気がした。しかも自分が繊細ぶって生きてみたりしつつ、図太くて逞しいこともよくわかった。あがいてもいいし、抗ってもいいし、泣いてもいい。その先に心から笑える瞬間が必ずくるって教えてくれたから、また少し強くなれたのかも知れない。そう確信させてくれた作品。隣に座る見知らぬ人と、笑ったり泣いたりするポイントがほぼ同じだったことも気持ちよかったなあ 。‥理屈じゃないし、理由がなくていいんだよなあ。すごい余韻。
