3組の恋人たちが絶望から再生（少し大袈裟ですが）する物語。
主人公（3人）はそれぞれパラで、クロスオーバーすることもなく並行して物語は進んでいく（群像劇スタイルで）。
どこかで交わるかと期待していたが、ほとんど交差しなかった。
それぞれが問題を抱えて大なり小なりの（本人には大きな問題でしょうが）不遇もしくは絶望から少し好転して前向きになる（再生）。
不器用な男性（最初の主人公）は不器用なりに前を向く。
平凡な主婦（次の主人公）は火遊びに期待するが、相手からの歩み寄りもあったが結局は元の鞘へ収まる。
そして最後の主人公はエリートを自負、常に上から目線で少し嫌味な男性であるがつまづくと脆かった。挫折して少しは反省したのかも・・・
結局、プチ幸福に気付いたのか、はたまた悟りなのか？
主人公達はそれぞれ前向きに進み始めました。
全体的には地味な、しかしそれぞれ少し考えられるお話でした。
タイトルからはオシャレはフランス映画を連想します・・・
しかしあの皇族ネタ（詐欺事件ではありません）は何だったのか？
名画座（キネカ大森）にて、「100円の恋」と2本立てで鑑賞。
