弁当屋に務める高橋瞳子は、夫と姑と暮らしているが、彼女の日課は友人たちとの皇居参観の際に撮影したビデオを見直すことだった
「雅子様に会えました!」
弁当屋の取引先である肉屋の弘が鶏を追いかけるとこへ偶然に出会した瞳子は、そのまま晴美の経営するスナックへ行き、美女水という胡散臭い高価な飲料水を売りつけられる
弁護士でゲイの四ノ宮は仕事の帰り道、何者かに背中を押され階段を転げ落ち足を骨折したが、退院後に恋人に別れを告げられる
3年前の通り魔殺人事件によって妻を亡くした篠原篤は、喪失感を拭えないまま、橋梁点検の仕事に就いていたが、以前より損害賠償請求の訴訟を起こそうと弁護士に相談をしていたものの、不都合な判決が出てしまった為、四ノ宮の都合で一方的に断られてしまう
「同じ目にあってみろ!」
ほんの少しだけ繋がりのある人たちのそれぞれの人生の物語。エンディング曲と最後のチューリップが凄く良い印象でした。