ごくありふれた人々の心のうちに潜む闇や無。失われた生きる気力、やるせない日常、襲いくる疎外感という負の面を描きつつ、それでもなんとか這い上がろうと足掻く三者の姿に、生きることのツラさだけでなく生きて…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
異なる濃淡の不条理を持つ3人の話がゆるく交錯していて、それぞれの方面からで時事的リアルさを以て観る側に対して間口を広げているイメージ。
相関の薄い3人のストーリーが細切れに続くのでいまいち没入しづ…
このレビューはネタバレを含みます
『殺しちゃダメだよ。殺したら、こうやって喋れないじゃん。俺はあなたと、もっと喋りたいよ?』
というセリフで涙腺決壊。
主人公の3人は全員オーディションで選ばれた新人さんとのことなんですが、3人…
街行く一人一人に、当たり前だけれども人生があって物語がある。
その内の3つを、覗かせてもらった気分。
人間の汚いところ、嫌なところをこれでもか!と映している。けれど、紛れも無いリアルさ。
物やゴミ…
どうしようもない。みんなそれぞれに本当に体験しなきゃ分からない辛さ、どうしようもなさ、悲しさ、怒り、葛藤がある訳で、でも映画見ただけで本当のところが分かる訳でもないし。登場人物全員本当に生々しくって…
>>続きを読む世界を追体験させてくれる「フィクションの力」が溢れる大傑作。
あの3人は確かに2015年の日本に存在し、僕の心の中に生きている。
三者三様の絶望は全て自分の中に見つけることができる。
3人それぞれが…
つい3日前、プライベートで「今年しょっぱなからこれかよ‥」っていう絶望的なことがあってのアンコール上映。「ハッシュ!」以来に観た橋口作品。‥このタイミングで観られて良かった。最近1人になった途端ウジ…
>>続きを読むストーリー的には結論に対しての理由付けが若干物足りない印象ですが
主婦役の成嶋瞳子の演技がとても良かった。
あのくたびれた感じ…!
最後らへん女子アナに対峙する弁護士の表情で場内爆笑。
平均年齢4…
思わず目を覆いたくなるほど、リアルで痛烈な現実。そこに向き合った監督の姿勢に脱帽。
無名の役者の素晴らしい演出という点で「恋の渦」、田舎や貧困の閉塞感という点で「サウダーヂ」「そこのみにて光輝く」…
静かに過ぎていく。どのシーンを観ても辛くなる。色んな悩みを持っていても、日常を生きなければいけない。それが切々と描かれている。成嶋瞳子さんの普通の主婦がとってもリアルで、時に色っぽくて。全体的に重た…
>>続きを読む©松竹ブロードキャスティング/アーク・フィルムズ