非常に素晴らしい構成と
ストーリーの展開具合でした。
重たく感じる方が
多いかも知れませんが、
割とゴロゴロある家族にまつわる話。
日本社会が生んだ、
家族仲良し幻想によって
大いに傷付いた人々に加えて
脇を固める人物の関わり方や
描写が切ない程リアル。
ラストシーンは、
タイトル表示後はやや余分に感じましたが、
あれがないと冒頭シーンの
回収ができないし
救いのない苦しいだけの
物語に受け取られてしまう、
という危惧があるのであれでいいのかな。
許す方がラクになる、
まさしくその通りなのに、
難しくしてしまうのは自分自身。