西村大樹

仁義なき戦いの西村大樹のレビュー・感想・評価

仁義なき戦い(1973年製作の映画)
3.5
色々と言われているが、本作は反体制映画である。
反体制映画といえば。国家権力を相手にすると決まっていると思われがちだが、実際の体制は国家権力だけではない。盃を交わし、疑似家族となったヤクザの世界にも体制がある。若者は友情と仁義で連帯しようにも、権力=叔父きちがそれを封じる。

そう、このシリーズは青春映画なのだ!
ただ、本作ではまだその部分が出ていない。シリーズが進むに連れ、その青春映画としての魅力が湧き出てくる。

ぜひ、シリーズを通して観てほしい!
西村大樹

西村大樹