Diamante

仁義なき戦いのDiamanteのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い(1973年製作の映画)
4.5
戦後の混沌をコメディカルに描いた一作目。タイトル通り仁義のない世界で主人公広能は唯一仁義を貫き通して行くが、常識人が不幸に落ちていく現実感が面白く、シンプル差を徹底したアクションは、今でこそ珍しくないが、痛みや銃撃の描写が生々しく、痛々しいので衝撃が凄く、明らかに過去のヤクザ映画にある美的要素とはかけ離れて見えました。
山守組長もとことん下衆であり、実録物とはいえ他作の映画構成にはないリアルがありました。
のちに俳優の使い回しが混乱を招いていくが、何度か見直しても一作目は本当面白かった。
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