スギノイチ

仁義なき戦いのスギノイチのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い(1973年製作の映画)
4.7
それまでの日本映画にあった“映画の中の幻想”を叩き壊し、日本映画史を分断した。
東宝活劇、大映文芸、松竹喜劇、日活ギャングを嘘にした。

原爆写真から伊吹吾郎の片腕切断に至る怒涛の暴力狂騒の素晴らしさ。

一番好きなのは出番僅かな渡瀬恒彦。
一挙手一投足に惹かれ尽くす。
床屋で伊吹吾郎を射殺した後の、タオルで顔を拭うシーンの荒っぽい色気。
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