PANDADA

仁義なき戦いのPANDADAのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い(1973年製作の映画)
4.0
美能幸三の獄中手記を元にした飯干晃一の小説が原作。

実在の戦後の「第一次広島抗争」を描いた作品。

聞き慣れたあのテーマソングが事あるごとにかかるのが、お約束と言うか、ややしつこいと言うか、思わず笑ってしまいました。

冒頭のシーンで登場人物紹介の簡単なテロップが入りまくりますが、量が多いので覚えきれない。なのに、観ているうちになんとなく把握できちゃうんですよね。

テンポの良すぎるスピーディな展開にも不安を覚えましたが、ちゃんと理解できる運びはさすがの深作監督。

主演の菅原文太が申し分なくカッコ良いのですが、一番印象に残るのは金子信雄。

小市民的なのに貫禄があって、権謀術数に長けていて、どんどん本物の悪党に観えていき、戦慄を覚えます。

ラストシーンも良いですよね。

確かに古い作品ではあるけど、観応え十分な名作。
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