ぐりんでる

仁義なき戦いのぐりんでるのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い(1973年製作の映画)
4.7
仁義なき戦いその一

これはある漢の物語。
その漢は侠道にあり。筋を貫き義理堅く、仁義に生きる。そんな漢が歩んだその茨の道は任侠道などではない。弱きを助け強気を挫く侠心などは持ち合わせない、保身という蔦を張り巡らせ、野心と言う刺を生やす仁義なき腐れ外道どもが蔓延るこの道は極道。
仁義を通すがためにその漢が巻き込まれたのは、極道の覇権をかけた血で血を洗う不毛な争い、それが世に言う、仁義なき戦い⚡︎

ドキュメンタリー調でヤグザの内部紛争を描く群像劇。ヤグザ映画と言えばこれが有名らしいが、
それまでいわばヒーロー的側面の強い侠客物、美化されたヤクザ物ばかりの中、この映画は膨大な取材の末に割とリアリティあるものとして革新的だったらしい🩸🔫

先に漢の話と書いたが、菅原文太、松方弘樹、梅宮辰夫演じるキャラ以外大半のキャラはさしてかっこよくは描かれない。ほとんどが仁義ない卑しい嘘つきのこうもり野郎ばっかり。それもあって上記の3人のかっこよさは際立つ。

流石はあらゆる作品にも影響を与えた名作。多くの学びがあった。
そこから今すぐにでも使えるモノを記録しておくとする🖌

①「おどれ」👹
踊れ!ではなく、あなた、君、お前などと同じ意味。二人称。
日常的には、おどれぇ!腐れ外道がぁ!!などと使える。

②「盃がないけん。これで腕切って血啜ろうや」🩸
兄弟分の契りを交わす時、酒も盃もない場合に使える。
つまり、ビジネスなどでは契約書がその場にない場合、口約束にならないようにするためには、これが使えるだろう。
相手も間違いなくビビるのでイニシアチブを握ることもできる。

②「馬の小便言わんなら、ほんまの小便飲ましちゃろうかぁ!!」💧
せっかくお酒注いであげた相手に「こんな馬のしょんべんみたいな酒飲めるか!」と、言われた際は、上記の切り返しをすれば問題ない。飲み会などで使える。

③「組がここまで成るのに誰が血流しとるのぉ。神輿が勝手に歩けるんなら歩いたらええや。おお!!?」👹
上司や社長、ひいては組織のためにいろいろ頑張ったのに、それを不義理にされたら偉い人に言えばおけ。自分もそれなりの実績が必要。もはや退職届みたいなもん。

③「わしを逃したらなんべんでも狙おうたるぞぉ(命)」🔫
まさに銃で脅されてる、あるいは殺される寸前に使える言葉。ここで俺を逃したらお前の命はないぞという意味である。
大概はこのような状況で情けなく命乞いしたまま往生するので、覚悟の決まった漢を演出できる。ただし、まじで殺される可能性もある。

④「狙われるもんより狙うもんの方が強いんじゃぁ」😌
攻撃は最大の防御という意味。

いずれも筋を通した上で、もとい仁義を通して使っていきたい。


感想:仁義あれよ!


追伸:ちゃらら〜ちゃらら〜♪
という1億パー耳にしたことのあるテーマソングがバラエティやらなんやらいろんなところで乱用されすぎているため、流れるたび笑ってしまう。

誰じゃあ!そがいに安売りしようたんは!
😡