SAYO

独裁者と小さな孫のSAYOのレビュー・感想・評価

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)
4.4

ラストシーン、すごい。

この映画が今、日本で公開されることに意味があると思いました。

独裁者の長い髪や人を背負う姿、足に傷を負った囚人、マリアという女性達。ああ、全ての人がキリストのように罪を背負って生きている。そして彼らは「平和」を追い求めるように、祈るように「踊り」続けなくてはいけない。

私達は、今世界で起きていることに相当敏感だと思う。でもニュースをみて、新聞を読んで、それで全てをわかった気になっている。同情して終わり。そこから考えることを諦めてないか、逃げてないか、無駄だと思ってないか?

やられたらやり返すのが正しいのだろうか。じゃあいつ終わるんだ、この戦いは。どこかで私達は選択をしなくてはいけない。この戦いを止めなくてはいけない。

今のこの世の中へ、それだけではなく共に生きる私達へ、ストレートに警鐘をならしている映画でした。