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独裁者と小さな孫のkazu1961のレビュー・感想・評価

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)
4.2
「独裁者と小さな孫」
2014年度ドイツ、イギリス、フランス合作
2015-119

クーデターで一夜にして政敵となった元大統領と孫の逃避行を描いた作品。元大統領が逃避行の中で庶民の置かれた状況を目の当たりにしていく中での意識変化をうまく描いている。ラスト10分の民衆の意識の葛藤、まとめ方が圧巻です!

クーデターで地位を追われた独裁者と幼い孫の逃亡の旅を描いたヒューマンドラマ。「カンダハール」などの巨匠モフセン・マフマルバフ監督が平和への想いや未来への希望を込めて撮りあげた。独裁政権が支配する国でクーデターが起きた。これまで国民から搾取した金で贅沢な暮らしを送り、政権維持のため多くの罪なき人々を処刑してきた老齢の独裁者は、幼い孫と共に逃亡生活を送ることに。羊飼いや旅芸人に変装して正体を隠しつつ海を目指す彼らは、その道中で驚くべき光景を目撃する。2014年・第15回東京フィルメックスにて「プレジデント」のタイトルで上映され、観客賞を受賞。
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