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独裁者と小さな孫のmitoのレビュー・感想・評価

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)
3.2
独裁者である大統領がクーデターにより孫と共に逃亡生活を過ごす中で、民の現状を目の当たりにして心を動かされるという内容の映画。

独裁者が主人公という事で、最初は独裁による圧政が如何に凶悪かを描くのかと思いきや、
寧ろその先を描いているのが面白い。
政治的空洞が生じた際の内乱や暴動を始め、独裁政権に罪をなすりつけ、自らの信仰を無かった事にする民衆には罪は無いのか?等、
意外にフェアな視点で展開する。

孫の子供故に無垢な残酷さ、自分達の優遇が当然と思っており、それが崩れてしまっても気付いていない様は「革命直後の貴族ってこんな心境なんだろうな」と感じられる、妙なリアル感があった。