TakahiroFukuya

独裁者と小さな孫のTakahiroFukuyaのレビュー・感想・評価

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)
4.3
報復の連鎖からは憎しみしか生まれない…。

どこかの国の独裁政権がクーデターで転覆し、独裁者の大統領とその孫の逃亡劇。

祖父と孫のロードムービー、ひたすら逃亡します。

「ヒトラー最期の12日間」同様独裁者が失脚すると妙に人間的というかしっかり常識ある人になっているのが妙な感じだけど面白く感じてしまう。

失脚後、鬼畜と言われた独裁者も孫には優しいおじいちゃん。

なるべく悪いものや悲惨なことは見せないようにと努力するところはほんの少しだけど『ライフイズビューティフル』に通じるところも。

そもそも悪とは何なのかを考えさせられる映画で、クーデターに成功した軍部は結局無法地帯の国で女性をレイプしたり難民から略奪したりと、、、


リアルだとなかなか有り得ないがクライマックスの釈放された政治犯の言ってることが監督が言いたいことなんでしょうね。

人間の悪とは何か…
だからと深く考えれば考えるほど答えの見つからない話になりますが、改めてそう考えさせてくれる意味では凄い映画だったと思います。