はるな

独裁者と小さな孫のはるなのレビュー・感想・評価

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)
4.0
衝撃だった!
全く前知識なしに劇場で鑑賞。

「どこかの国の話らしい」
そんなオープニングメッセージがずっと頭の片隅に残る。

近年世界のあちらこちらで起こる独裁政治の崩壊!
軍によるクーデター、圧政による民衆の反乱!
そんな独裁国家の崩壊を、独裁者の視点で描かれた作品です。

権力を失った独裁者が、自らの孫を連れて繰り広げる逃走劇。
惨めでありながらユーモラスに描かれているため、道中で起こるシリアスな現実がより引き立つ。

暴力の連鎖、平和への願い。
独裁者は孫と共に直面した死の間際、何を感じたのだろう?

世間がスターウォーズで沸き返る中、ひっそりと上映されていた今作品。
鑑賞後、また少し映画の魅力に触れる事ができました。
はるな

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