衝撃だった!
全く前知識なしに劇場で鑑賞。
「どこかの国の話らしい」
そんなオープニングメッセージがずっと頭の片隅に残る。
近年世界のあちらこちらで起こる独裁政治の崩壊!
軍によるクーデター、圧政による民衆の反乱!
そんな独裁国家の崩壊を、独裁者の視点で描かれた作品です。
権力を失った独裁者が、自らの孫を連れて繰り広げる逃走劇。
惨めでありながらユーモラスに描かれているため、道中で起こるシリアスな現実がより引き立つ。
暴力の連鎖、平和への願い。
独裁者は孫と共に直面した死の間際、何を感じたのだろう?
世間がスターウォーズで沸き返る中、ひっそりと上映されていた今作品。
鑑賞後、また少し映画の魅力に触れる事ができました。