渡月橋

独裁者と小さな孫の渡月橋のネタバレレビュー・内容・結末

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

最後の浜辺のシーンからずっと号泣。
「踊らせろ」と言った政治犯の思想が尊すぎる。けど結局斧は振り落とされたんじゃないか。民衆が納得するとは思えない。それに独裁者が幸せな結末を迎えられるとは思えない。
せめて孫は幸せになって欲しい。憎しみの連鎖を断ち切って欲しい。
やりきれない出来事が多すぎる。革命が起こっても沢山の人が死んで、虐げられ、辛い思いをして、民主化ってそんな思いをしないと手に入れられないものか。ていうか、この国はこんな状態で民主化できるのか。こんなに軍人が傍若無人にしてるのを見ると結局新たな軍事政権が生まれるだけじゃないのか。とにかく、花嫁とか売春婦とか小さな子供とかが虐げられ、殺されるシーンが辛かった。
孫はめちゃめちゃかわいい。天使。だからこそ悲しさが増すね。
渡月橋

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